1歳9ヶ月の息子、絶賛イヤイヤ期です。
1歳半頃から、こだわりがでてきて、納得いかないことには「イヤイヤ」とハッキリ言うようになりました。
自分の意思がでてきたのは喜ばしいことです。
親として、できるだけ息子の意思は尊重しようと思います。
一方で、全て息子の言う通りにするのも違います。
イヤイヤ期の息子と接するときに、「息子の希望にどこまで付き合うべきなのか」線引きが上手くできないことに悩んでいました。
子どものイヤイヤに直面すると、親もモヤモヤします。
このモヤモヤの本質は、イヤイヤ状態である子どもよりも、イヤイヤ状態の子どもにどう接したら良いか分からない親側に問題があると考えました。
「イヤイヤモードの子どもの希望にどこまで合わせるかの線引き」を決めるのは、結局は親です。
その線引きを考える中で、勉強になる本にたどりつきました。
著者は、小学校以降の子どもたちの心理的な問題の治療援助を専門にされているそうです。
子どもたちが後に心理的問題を抱えて親子ともに苦しむことを予防したいという思いから、この本を書かれたそうです。
この本では、乳幼児期に育てたい感情コントロールの力の基礎が書かれています。
「イヤイヤ期に親が子どもにどのように接したか」が、小学生以降の感情コントロール能力に影響を及ぼすそうです。
イヤイヤ期対応のヒントがたくさん載っています。
私が一番勉強になったのが、「しつけの方法とプロセス」のところ。
「イヤイヤモードの子どもの希望にどこまで合わせるかの線引き」で悩む私にぴったりの内容でした。
ケーススタディがたくさん載っているとこも分かりやすかったです。
「こだわりが強い」「遊び場から帰ろうとすると泣くので帰ることができない」「ごはんを作ろうとすると泣くので、ずっと相手をしなければならない」など、イヤイヤ期によくある場面の具体的な対応が書いてあります。
イヤイヤ期対応の教科書のような内容でした。
イヤイヤ期のお子さんを持つ保護者におすすめです。